最近ようやく少しですが涼しくなってきましたね。
ぼくは冬生まれなので、夏があまり得意ではないのです…(冬生まれ関係ないですが)
結果と成果を定義する
コーチングの場や仕事の場でよく遭遇する言葉に「結果」や「成果」という言葉があります。
いずれも、「ゴール」や「実績」を示す言葉であり、意味合いとしては共通して使われることが多いのですが、今回は、この2つの言葉の定義を分けてみたいと思います。
・なかなか結果を出せない
・どうしたら結果につながるのだろうか
・今日は成果が得られなかったな
など、日々感じることがある方は、この定義分けがもし納得できれば、明日からの景色がちょっと変わるかもしれません。
■「成果」に集中するとうまくいく
定義をする前ではあるのですが、僕は「成果」に集中・コミットをしたほうが、メンタル的にも安定しやすいし、欲しいゴールにも到達しやすいのではないか、と考えています。
それはなぜなのか。
僕が考える「結果」と「成果」の定義を踏まえてお話していきます。
「結果」と「成果」の違い
ではまず、この2つの言葉を区別してみます。
まず、「結果」というのは「数字」などで客観的・定量的に計れるものだと思います。
例えば、アスリートであれば「得点」「アシスト」「タイム」など、ビジネスで言えば「売上」「利益」が挙げられます。
特徴としては、「誰が見ても事実自体は変わらない」ところですね。
一方で「成果」はどうでしょうか。
これは、ある事実があったときに、自分の解釈を交えて得られる気づきなど、定性的な要素と考えています。
例えば、
・次どうしてみるかの仮説立ての材料を得ることができた
・〇〇という重要な気づきを得ることができた
・自信をもってやれるようになった
などが考えられそうです。
成果に集中したい理由
では、なんでわざわざ分けて、かつ「成果に集中したほうがいい」と考えるのか。それは3つの理由があります。
結果は外部要因に左右される
まず、結果は客観的に計れる定量的なものという話をしましたが、結果を得るまでのプロセスに注目してみたいのです。
100%自分にコントロールできないケースが非常に多いです。※実は、ここも丁寧に分けたほうがいいことがあるのですが、今回は割愛。
コントロールができないので、「確実に達成できる」とは、本来誰も言えないわけです。
アスリートであれば相手がいますよね。相手も立ってるだけではないですし、日々のトレーニングもあなたと同じようにやっているわけです。
ビジネスもそう。買うを決めるのはお客様です。なので、いくらこちらが一生懸命に売り込んだところで、買ってもらえない時は買ってもらえない。いらんものはいらんので。
成果は視点の数次第で増やせる
その点、成果は自分が物事を見る視点の数次第で増やすことができます。
視座を高めてもいいし、視野を広げてみてもいい。いずれにしても、視点・視座・視野の3つを変えてみることで、得られる気づきは無限に拡がるはずです。
捉え方によっては「強がり」と思われたりもするのですが、自分が「これは得られた気づきだ」と思えるならば、それは成果と言えるでしょう。
成果によって行動を検証・変更できる
そして、その成果をうけて、自分がとってきた行動を振り返ることができます。振り返ることができれば、そのままやってみることもできるし、仮説を立てて変更することも可能なわけです。
コントロールできないとはいえ、結果も自分が動かなければ得られないのは確かですから、そのためにも行動は必要です。
なので、結果に向かうためにも成果から自分の行動を検証し、改めて行動してみることが大事になってきます。
■コントロールできることをやる
ここまでの話を踏まえて、じゃあどうするのか?という話になります。
冒頭でも書いた通り、「成果に集中しましょう」ということになりますが、もっと言うと、自分のコントロールできることに集中したいね。
ということになります。
外部要因はどう頑張ったってコントロールできません。他人を操ることは、一般的にはできないはずなので。
なので、自分にコントロールできることに集中して、成果を積んで行動を止めないことが、結果的に自分が得たい「結果」に結びついていく、というのが今回の結論です。
■簡単なことの積み重ね
もしかしたら、こんな簡単なことで?と思うかもしれません。
だとすれば、それは素晴らしいことです。すでにできているということですから、そのままぜひ続けてみてください。
ただ、もし結果に執着してなかなかうまくいかないということであれば、まずは自分にコントロールできることの中でも簡単なことからやってみることをお勧めします。
行動して得られた事実から、成果を引っこ抜いてノートに書く、とかのレベルでもいいと思います。
それくらい、簡単なことからぜひ始めてみることをご提案して、本日は終了です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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