書店に行くと春夏秋冬問わずに「ダイエット本」って新しいものから、「それ、焼き直しだよね?」というものまで、よくまあこんなに次々出てくるねって思います。
書店によってはそれだけ集めた「ダイエット本コーナー」までありますし。
雑誌なんかはもっとすごくて、だいたい特集内容が毎年同じだったりしますね。
「体幹を鍛えろ」「食事だー!!」などなど。
読者は完全に舐められてますねこれ。
「やりたくない」とあなたは言う
その現状が「けしからん!」と言いたいわけではもちろんありません。
ダイエットを例にしたいだけです。
今、あなたはダイエットをしたいとします。
ダイエットなんてものは、言われなくても「摂取カロリーー消費カロリー」がマイナスになってれば嫌でも痩せます。
極端な話ですが、食べる量を減らして運動すれば痩せる、ごくごくシンプルな話です。
※あくまで極端な例なので、極端なことはやらないように。
で、ここでダイエット本が次々出てくる理由にもつながると思ってるのですが、ダイエットしたい人っていうのはキツイことはなるべくやりたくないから、楽ちんにできることを探す傾向があります。
もっと極端なことを言えば「何もしなくても、何も変えなくても痩せる」方法を探しているわけですね。
おめでたいです本当に。
「やりたくないこと」の種類
しかし、そんなことは当然無理なわけです。
何かを達成しようとすれば現状から少しでも何かを変える必要があるというのは小学生でもわかる理屈。
そのメンタリティが劇甘すぎてコーチングの依頼があっても断るレベルですが、ここをもっと深堀りしますと、「やりたくないこと」には2種類あることをまず意識したいわけです。
1.そもそもやりたくないこと
2.やりたいことのためにやりたくないこと
1をどう表現していいか悩むのですが、2からまず考えていくとわかると思います。
ダイエットの話で言えば、2は「ダイエットはしたい。けど、食事制限は嫌」とかそういうこと。
この例だと1に当たるのはそもそもダイエット自体が嫌ということ。
もちろん、もっと突き詰めて考えていけば、何のためにダイエットをするのかによって、ダイエットそのものが嫌なことにもなるわけです。
解決策は「気合い」と「根性」
で、何が言いたいかと言いますと、そもそもやりたくもないことを我慢してやる必要はない。だけど、何かどうしても実現したい夢や目標があった時、それを成し遂げるためにやりたくないけどやらなきゃいけないことは我慢してやれよ」ってこと。
ダイエットが上位目標なのだとしたら、そのための食事制限(おやつ我慢するとか)や、嫌いな運動は避けて通れないわけで、それはやれよってこと。
そして、やりたいことのためのやりたくないことを頑張るコツは初期は「気合い」と「根性」というコーチにあるまじき結論になるわけです。
だって、人間は現状を維持したがるから最初はどうしたってそうなるんです。避けられません。直視してください現実を。
いいから、とっととやってください。
「これだけ簡単」などの言葉に踊らされがちですが、「これだけ簡単」すらできない人が多いからあれほどまでにダイエット本が広がり、いつまでもカモられることになる。。。あなおそろしや。
でも安心してください、数週間、数ヶ月も続ければ慣れますから。
まとめ
もしそれでもやれないということであれば、上位目標に対する本気度を改めて問う必要があります。
それ、本当にやりたいのか?何でやりたいんだっけ?
その結果、「やっぱりどうしても実現したい」なら、倫理に反することや犯罪以外はどうしたってやるっきゃないわけです。
覚悟を決めましょう。
その覚悟にお付き合いすることならできますので。