・コメントを求められても自分の考えが言えない
・自分の考えをどうしてもまとめることができない
・何をどう考えていいかわからない
・あの人は鋭い意見が瞬時に言えてすごい、嫉妬する
こういうことってないですか?
僕は結構悩みまして、思考法の本やブログ、雑誌の記事などを読んだり、すごくうまく意見が言える人を観察してコツがないかを考えたりしてきました。
その中で、今でも習慣として続けていて、かなり効果が期待できることを見つけることができました。
それは、
「書いて考える」ということです。
そもそも考えることができていない
ちょっと考えてみてほしいのですが、頭の中で考えているときって、本当に考えることができているでしょうか?
いや、言ってる意味が分からないんだけど、、
と思いますよね。でも、頭の中で考えているときのことをよーく観察見てほしいのです。
だいたい、何かのテーマがあったとき、同じところをぐるぐるしたりしてませんか?それさっきも考えたよね?みたいなこと。
ぼくは、これがかなりの確率で起きていたのです。
つまり、考えているつもりになっているだけで、その実、なにも考えることができていなかったのです。
なぜ書くのか
なので、まず頭の中だけで考えるのを止めることにしました。
そうなると、やることは「話す」か「書くか」になりますが、何となく心理障壁が低いのが「書く」だったので試してみたのです。
そうしたら、これがかなり効果的だったのです。
効果1:ぐるぐる回らなくなる
書いているということは、目で見えるようになるということです。
目で見えるので、今なにについてどこまで考えているのか、がかなり明確になります。
つまり、同じところで同じことをぐるぐると考えることが減ります。
もちろん、ゼロにはならないのですが、視点や角度を変えて考えやすくなるので、結果的にアウトプットは大なり小なり変えることができます。
効果2:まとめやすくなる
そんな感じで素材として自分の考えがいくつも目に見える状態になっているので、あとはこれをまとめるだけです。
目に見えているので、まとめ方で悩むことはあっても、そこまで方向性で悩んだりすることはありません。
最終的にこういうことが言いたい、というのは、この時点でけっこう明らかになっているので、各段にまとめの精度が上がります。
効果3:フィードバックが明確になる
まとめられれば、あとはアウトプットをするだけです。
アウトプットをしてみるとわかりますが、今までよりも意見・考えが明確なので、人から受けるフィードバックもけっこう明確になります。
曖昧な意見を言っていたときは、相手も「何が言いたいんだろう…」状態なので、フィードバックも曖昧で、今ひとつ自分の血肉にしにくかったと思います。
これが、劇的に改善します。
相手も、この人は何を考えていて、何を考えていないのかがわかるので、観点が足りてなければそれを指摘してくれるし、考えに賛同するときは賛同しやすくなります。
そして、フィードバックが得られれば、それを元にまた自分の考えをブラッシュアップしていくことが可能です。
ある程度時間はかかる
とはいえ、これはトレーニング要素が強いこともあり、成果につながるまで時間がかかります。
何に時間がかかるかというと、具体的には2点です。
1)自分の考えをまとめるまでの時間
2)アウトプットをスムーズにできるようになるまでの時間
です。
書くぶん、どうしても文字を書くスピードに依存するので、考えをまとめる時間はかかるし、さらに、それを続けていったも最初はうまくいきません。
うまくアウトプットにつながるまでにも時間がかかります。
とはいえ、頭の中だけでぐるぐると考え続けていても1mmも成長しませんが、こっちはある程度の時間をかければ確実に成長します。
ですので、やってみる価値は大いにあるのではないでしょうか。
具体的なトレーニング方法は?
ここまで来ると、「じゃあ、具体的なトレーニング方法は?」となりますよね。
詳しくは別途レビューするつもりですが、僕がやっているのは主に2つです。
・「ゼロ秒思考」のA4メモ書き
・「メモの魔力」でノートに書く(事実・抽象化・転用)
詳しくはこのブログ内でも紹介していきますが、まずはぜひ本を読んでみてほしいです。
どっちかだけでもいいです。
実際、僕はゼロ秒思考のA4メモ書きから始めて、思考の瞬発力を上げていき、2019年に入ったタイミングでメモの魔力も導入し、考え方の幅を広げつつ解像度を上げてきたという流れです。
ちなみに、A4メモ書きを書いた枚数は1年半で15000枚ほどだったので、それなりにトレーニングは積んできました。
そのおかげで、副次的に外部の評価も高めることができたので、本当にやってよかったなって思っています。
なので、考えるのがうまくできない、という人は、ぜひチャレンジしてみてください。