どうも、カメダです。
このブログを読んでくれている人は、もしかしたら僕と同じくコーチをやっている人が多いかもしれません。
そこでまずご質問なのですが、「傾聴」って得意ですか?MAXを10としたら、何点くらいだと思いますか?
傾聴とは何だろう
これを聞いたのはわけがあって、僕がTwitterもフォローさせてもらっていて、いろいろなコンテンツも読ませてもらっている幡野さん@hatanohiroshi が、このようなことをおっしゃっていたからです。
がん患者には地雷やNGワードがたくさんあって、地雷をふむ危険をおかして励まそうと声をかけるのではなく、患者の声に耳を傾けることが正解だとおもいます。医療者はこれを傾聴とよび、実践しています。
— 幡野 広志 (@hatanohiroshi) October 30, 2019
ぼくが声をだして、たましろさんがぼくの声を聞いてくれています。第三者が否定するのが間違い。
このツイートに至る経緯は、ぜひさかのぼって自分の目で確かめていただきたいのですが、ついているリプも含め、「聴く」とは何なのかを考えさせられます。
主語は徹頭徹尾患者さん
このツイートを読むにあたっての大事なポイントは、主語は常に患者さんであり、周囲にいる人間ではない、ということ。
もっと言うと、周囲の人間の「私はこうしたい」はお呼びではなく、あくまで、患者さんの声を聴き、求めているものは何なのかを読み取ることだと思います。
そして、僕は幡野さんはそういうことを言っているのだと思います。
それでも、どうしても「自分が患者だったら」の話をしてしまうのは、おそらく話が聴けていないと思います。
申し訳ないですが。
自分の不安を解消したいだけ
患者さんの声を聴くことなしに、「それでも私は声をかける。励ましたい」と考えるとしたら、それは患者さんのことを考えていないよね、と思います。
自分の不安を優先し、自分のしたいようにしているだけではないか、と思えるのです。
一番つらく、聴くを求めている患者さんの心に寄りそうことをしていないのですから、仮に励ましたい気持ちが本当であったとしても、届かないと思います。
本当ではあっても本物ではないから。
とはいえ、この一連のやりとりを見て、僕としては考え込むのです。
果たして、自分が「周囲の人間」の側に立ったとき、患者さんの声を聴くことに徹することが、果たしてできるだろうか。
求められている傾聴を体現することができるだろうか。
努力はするでしょう。するでしょうが、体現できるかと言われたらわかりません。
普段のコミュニケーションもまずは聴くこと
今回の話は、テーマがやや重たいものでしたが、これって、普段のライトなコミュニケーションにおいても同じだと思うのです。
・求められてもいないアドバイス
・読みたいように読んでいるだけのレビュー
などなど、「声の発信者」の声はスルーされ、自分の言いたいこと、やりたいことを優先してしまう。
こういうことって、わりと日常なんですよね
自分も、家族に対しては特に声を聴かずに自分の感情を優先したコミュニケーションをとってしまっていることがあり、大いに反省します。
当然、ビジネスの場も同じです。
まず、クライアントが何を言っているのか。
これを読み取ることなしに、アドバイスだけ送ったところで何にもならない。
言いたいことを言っているだけ、かもしれないのです。
まとめ
今回は、幡野さん@hatanohiroshi のツイートをきっかけに偉そうなことを書かせてもらいました。
このこと自体が、ズレているのかもしれないとも思ったし、幡野さんが言いたいことを僕は聴けていたかというと全く自信はありません。
まだまだ修行が必要です。
トラストコーチングスクール