今回も発想源の課題。
一個前のやつは、色々と固有名詞が絡んできたので書けませんでしたが今回はいけそう。
とはいえ差しさわりのない範囲内で。
4051回 よそ者の意識より
今回のテーマは自分や自社が「よそ者」として他国や他社、コミュニティに進出していく際に心がけたいことです。
ぼくらはとかく新参者として乗り込んでいったところで「相手が受け入れてくれない」と相手のせいにしてしまいがちなところがありますが、実のところそうではないですよね。
程度の差は「進出する理由」によってあるでしょうが、おおよそ進出していく側が歩み寄るための努力をすべきなんだというのは共通点だと思います。
今回出されたテーマはそういう前提に立った上で、「すでにいる人たちと心を開き、分かり合うようになるためにもつべき意識が必要か、できる工夫を2つ」そして、「そのときに、決してやってはいけないことや取ってはいけない態度を2つ」というものです。
必要な意識
まず最初の課題です。あげたのはこちら。
①「勉強させてもらう」という意識でまずは何でも受け入れる※よっぽどの理不尽を除く
②相手のコミュニケーションタイプを観察する
③本気であることを態度で示す
④事前に調べられることは調べておく。文化とか。
①については、「郷に入っては郷に従え」とはよく言ったもので、まずはどんなルールでコミュニティが動いているのかを把握して、一旦はそれに従うこと。
経営コンサルティングとしてクライアントに乗り込むときはどうなのか…とか思ったのですが、それでもその会社のルールがどう動いていて、そこにいる人々が日々どうすごしているのかに一旦はしたがってみることが必要なのかなと。
やりたくないことを無理にやる必要はないのかもしれないけども「空気を読む」のは信頼を得るのに必要なことなのかもしれません。
特に望まれてそこに行くわけではない場合は。
そして②。
これはややテクニック寄りですが、コールドリーディングでいうところの「Meタイプ」なのか「Weタイプ」なのかとか、コーチングのタイプわけにあるような「プロモーター」がどうとかそういうやつは、知識として知っていてもいいと思っています。
全部が全部当てはまるわけではないのですが、「あたりが付けられる」というのは結構貴重です。
相手が明らかにこだわってて、そのことにプライドを持っている職人気質だと結構わかりやすいものなんですよね。
その人がいるところで、その仕事の成果をマジマジと見つめて小さい声で「すげえなこれ…」と聞こえるか聞こえないか程度の声で言ったりすると、意外と効果覿面だったりします。
ぼくはこれで会社一の偏屈と呼ばれる人を懐柔しました。
着任するなり「お前とは仲良くしないから」とこっちがまだ挨拶すらしてない段階でいって来た人が一瞬でした。
※もちろん、その後しっかりと仕事をしたんですけどね。
③はもしかしたら一番大事かもしれなくて、否定されても次の提案をするとか、あきらめないで何度も提案をしていくこと。
実はこれは昨日の発想源「失敗から始まる」で言及されていたことでもありまして、これってそのままあてはまるなあと思った次第。
本気じゃない人に人はついてきませんからね。
「本気とは?」というのはまた今度。
④は①にもつながることですが、そこの文化とかやってることとか流行とかを可能な範囲で把握しておけば、雑談とかに入り込めるじゃないですか。きっと。
やってはいけないこと
もつ意識の反対がそのままやってはいけないことになるなとは思いつつ、取っちゃいけない態度という意味では以下のことをあげてみました。
①上から目線でいること
②相手を変えようとしないこと
この2つは信頼がえられてもやらんほうがいいことですけどね。
上から目線だと、なんか相手は素直になれません。
教える場面でもそれが上からなのか否かっていうのは人は感じるものだと思っています。
②については冒頭のところにつながりますがその裏にあるのは結局「相手が悪いんだからそっちを変えよう」という意識なんです。
つまり相手のせいにしている態度ということ。
人は相手が変えようとしてくると反発するものです。たとえ相手から求めてきたとしてもいざ変えようとなると「いややっぱり…」となりがちですからね。
変えようとするより変わること。
これが肝要だなと。
やってて思ったこと
もっと深く考察できるなあと思いつつ、一旦ココで打ち止めにしました。
ノート見開きいっぱいに書いてみましたが、これが慣れてきてしかも乗ってくると見開きじゃ足りなくなるんでしょうね。
そしてやってて思ったのが、発想を広げようとしているのに意外と「自分が知っていること、普段考えていること」の範囲からは出にくいんだなということ。
もちろん自分のなかにないものは出てこないものなんだけど、今までこんなこと考えたことなかったなーというところまで昇華したいんだよね、と思ったり。
これは時間をかけて考えていったり、それこそ続けていくなかでだんだんとできるようになっていくものなのかなと思ったり思わなかったり。
というところでおしまい。
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