岡崎慎司の「鈍足バンザイ!」に学ぶコンプレックスの捉え方

「自分はへたくそな選手だ」

これを自分自身で心の底から認められる人がどれくらいいるかな?と考えてみることがあります。

プロになれなかった僕は、今でこそ「へたくそな選手」と思えるし、もはや選手ですらないのだけど、学生の頃、まだ現役だった頃は周りに何を言われても「へたくそ」と思えているようで思えてなかったです。

申し訳ないけど対戦相手が大したことない時なんかは「自分はいけてる!」とさえ思っていたくらい。

だけど「キングとして来て、レジェンドとして去る」という名言を残してPSGを去っていくイブラヒモビッチほど、自分の実力に自信があるわけでもない。

実に中途半端な心理状態だったなと今は思います。

プライドと現実の狭間で

プロの選手ともなれば、やはりプライドもあるでしょう。

自分をへたくそと公言できる人は少ないと思うし、それなりに自信もあるはずです。

だけど、今では日本代表の文字通り「エース」であり、レスター優勝の立役者になった岡崎慎司は「僕は欠点だらけの選手」と著書「鈍足バンザイ!」の中で赤裸々に綴っています。

岡崎をして「へたくそ」だとしたら、多くの選手が自信を失いそうですが、滝川第二から清水エスパルスに入団した岡崎は「チームで8番手のFW」という位置付けで、ここまで将来を嘱望されていた選手ではなかった、、、という逸話は有名な話です。

実際、著書の中でもそのエピソードは出てきていて、あっけらかんとした文体で、楽しそうに過去を振り返っているように読めるけれども、実際に本人がしてきた努力やその裏の苦悩というのは推して知るべしと言ったところでしょうか。

とはいえ、「へたくそ」であったり「足が遅い」というのは岡崎にとってはやはりコンプレックスだったようです。

しかし、ここからが彼のすごいところで、コンプレックスというものの捉え方が人とちょっと違うんですね。

コンプレックスといえば、どんなものだと思っているでしょうか?

「欠点」とか「なんとかして克服すべきこと」で、「直したいところ」なんだけどなかなか直せないことと捉えられがちだと思うのですがいかがでしょうか。

ですが、岡崎の場合は「へたくそから始める」と考え、コンプレックスを「補う」方法ならいくらでもあり、だからこそできる成長があると捉えているのが印象的です。

#岡崎慎司 #鈍足バンザイ #捉え方の学び多数

@coachkamedaが投稿した写真 –

岡崎流「コンプレックスの捉え方」

冒頭でも申し上げましたが、人は自分をへたくそとはなかなか認められません。

だから、変な背伸びをして自分の課題と真摯に向き合えず結果として伸び悩みそのまま引退してしまうという最悪のケースもあるほどです。

それくらい、人のプライドというのは厄介なことがあります。もちろんいい面もありますが。

ただ、岡崎選手の場合は「へたくそから始める」という考え方なんです。

こうなると、人は強いもので、いくらでも向上するための術は出てきますよね。

何せ今はスタートラインに立っていると捉えているわけですから。

劣等感と劣等

ちょっと話が逸れますが、「劣等感」という言葉がありますよね。

自分が人より劣っているように「感じる」時に使う言葉です。

が、この言葉の前提にある考えがなんだかわかるでしょうか?

「自分が人に劣っているはずがない」です。

でなければ「劣っている気がする」というのは、自分を上に置いているからこそ出てくる言葉ですから。

コンプレックスはこうした劣等感と考えることもできるわけですが、岡崎選手の場合、劣等感などという薄ぼんやりした考えではなく、明確に自分は「劣等なんだ」と認めて、そしてそこから前向きにスタートしているわけです。

開き直っているといえば簡単に聞こえますが、実際には非常に難しい境地といえます。

今の自分から始めるということ

サッカーが上手くなりたいと、あなたは思っているでしょうし、実際に努力もしていると思います。

向上していく上で、大きな目標を掲げることは大事なことですが、同時に自分が置かれている現在地を見定めることも重要なことなのです。

例えば、北海道に行くとして、自分がどこにいるか分からなければ、飛行機を使うべきなのか、車でいいのか、その前にどれくらいの距離があるのかを把握することができません。

これと同じことが目標達成においても言えるわけです。

足が遅い、へたくそ、視野が狭いというのはいずれも岡崎が抱えてきたコンプレックスですが、そこからスタートしたからこそ、逆に優れている点に気付いたり、自分がこれらの欠点を補うためにどうするべきなのかを明確にでき、だからこそ努力の成果が正しく成果として反映されてきたわけです。

さて、あなたはどこから始めますか?

鈍足バンザイ!名言集

鈍足によるコンプレックスやハンディキャップを補う方法などいくらでもある

僕は足が遅いと認めたから、自分に何ができるのかを考え、成長するための過程に力を注げる。

足が遅かったから今の自分がある

全力を注ぐ前に、正しい方法、方向を見極めないといけない。

僕の場合はむしろ、積極的にルーティンを崩していき、その過程を楽しんでいたりもする。

変化やトラブルを楽しむくらいが僕の場合は、良いのかもしれない。

前のめりで突っ込んでいくから、苦い経験を積める。その経験は自分の財産となる。

僕は昔から、一歩ずつしか進むことができない。

僕の場合は、自分が我慢することよりも、人に迷惑をかけることの方がはるかにストレス!だから、常に冷静でいたいなって、考えている。

悩みまくるのも成長のためなのだ。

たぶん、ずっとこの先も悩んでいく。でも、そんな生き方もいいんじゃないかな。

彼(岡崎)の成長には明確な理由が4つ存在する。
①課題意識
②取り組む姿勢
③貪欲な目標設定
④身体の強さ

※コーチである杉本龍勇氏の言葉

どんな場面で笑顔が出るか。それによって、その時の自分のメンタルがわかるのだと思う。

 先ず、「難しい」から始めよ

ゴールを決めても反省している方が、成長できるんじゃないかなと思っているんですよ!

裏をとることを常に最優先に考えている

プロは知名度や技術のある選手だけじゃなく、気持ちが強くて将来性がある選手いいんだ

チャンスがいつ来てもいいように、しっかりと準備をしてきたからこそ、ゴールを決められた

「ゴールを決めた試合のあとに、良かった点を挙げるのは簡単だよ。でも、そうじゃない。」

自分のプレーに手応えがある時こそ、課題を挙げる。

まとめ

まだまだ紹介したりない言葉はありますし、紹介した中でもフォーカスして取り上げたい言葉も多くあります。

それはおいおいまたまとめていきたいと思いますが、

・自分のコンプレックスがきになる
・欠点を言い訳にしてプレーしている
・どうしたらコンプレックスをなくしてプレーできるのか

というような悩みを抱えている選手は、「鈍足バンザイ!」を一読することをお勧めします。

きっと、ヒントになる言葉が見つかるはずです。

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ABOUTこの記事をかいた人

2017年前まで大企業で人事・総務、営業を経験、その後、WEBマーケティングのコンサル会社に転職。現在に至る。 会社やクライアントにコントロールされている感覚が抜けず、すべてに受け身な状態になってしまっていました。そんなときにコーチングに出会い、自分の人生を自分でコントロールし、自分株式会社の経営者として人生戦略・キャリア戦略をもつことが大事だと築き、自らを変え、コーチングによるサポートも行っています。 「会社員だから」「フリーランスだから」ではなく、自分が納得できるキャリアや人生を描くサポートをしていきます。 これからは、ビジネスマン・アスリートをコーチングでサポートしながら、学校教育にもコーチングを拡げ、変化の激しい時代を力強く進んでいくためのコンパスを子どもたちに提供してきたいと考えています。