こんにちは。
サッカーメンタルコーチのカメダです。
すっかり暑くなってきました。
僕は冬生まれなので暑い夏がとても苦手です。(因果関係に関するツッコミは不要です 笑)
サッカーに限らず、スポーツ全般、日中に行うにはだいぶ厳しい季節ですよね。心なしか、僕が中学・高校生だった時よりも暑さの質が変わったように感じるのですが気のせいでしょうか。
東京というコンクリートジャングルにいるせいもあるかもしれませんが、トレーニングや試合に関しては十分に気をつけてほしいですし、育成年代においては大人の配慮もとても重要になるなと感じます。
歩みを止めていませんか?
そんなこんなで2016年はとうに半分を過ぎ、7月も中盤を過ぎてきました。
達成できていること、いないこと色々あると思いますが、大切なことは「歩みを止めないこと」です。
目標が自分が思っていたよりも遠く感じてしまったり、うまくいかない時に人は挫折と称して諦めてしまうことがあるし、その気持ちは痛いほどわかります。
ですが、そうやって諦めてきた人がいる一方で、プロになる選手はそれを諦めなかった人たちです。
一人として、サッカーに関する歩みを途中で止めた人はいないでしょう。もちろん、現役を引退するときは別ですが。
「歩みを止めない」ということの意味
では、「歩みを止めない」とは具体的にどういうことでしょうか。
毎日とことん練習することでしょうか。
でも、オーバートレーニングという言葉もあるくらいです。毎日練習することが必ずしもいいこととは限りません。
じゃあなんだよ!という話ですが、僕はこれを「支点を固定すること」だと考えてまして、具体的には自分のルールを決めて、それだけは守ることと定義しています。
このルールのハードルは低くて構いません。
ずらさないことが目的ですから。
星稜高校野球部の奇跡のエピソード
これまたスポーツが違うのですが、先日、妻がテレビを見ていて僕も興味があるテーマだったので見ていたんです。
それは高校野球で有名な石川県星稜高校のエピソードでした。
9回表まで0−8で負けていて、残すは9回の攻撃を残すのみとなりました。
正直、逆転の目がないわけではないですが、客観的に見てほぼ絶望的な状況です。
そんな状況ですから、選手たちの表情は当然暗いものになります。
しかし、そんな生徒たちに向かって、監督が投げかけた言葉が、まさに「支点を固定する」エピソードだったんです。
その年の星稜高校のスローガンとは「必笑」というものでした。読んで字のごとく「必ず笑う」という意味です。
監督は生徒たちにこう言います。
「お前たちのスローガンはなんだ。『必笑』だろう。あと1回の攻撃で0−8だから、負けてしまうかもしれない。だが、自分たちで決めたスローガンだけは貫こう。」
生徒たちはハッとします。
「そうだ。これで最後なんだし、笑って終わろう」
そして、みんなで「楽しもう」という言葉とともに打席に立つ選手もベンチの選手もみんな顔に笑顔を作り出したんです。
するとどうでしょう。
あれよあれよと言う間に打線がつながって、なんと逆転サヨナラ勝ちしてしまったのです。
このエピソードはかなり極端な例といえるでしょう。野球においては奇跡的な逆転勝ちです。
ですが、ここで重要なことは「自分たちで決めたルールを貫いた」というところ。
どんな状況にあっても「笑う」というところに支点を固定し、それだけは必ずやるということ。
他のことは、最悪できなくてもいいんです。
支点を固定することの一つのメリットのなぜ
どうしてこうしてルールを貫くことが良いのか、というのが疑問に思うでしょう。
ちょっと思い出してみてほしいのですが、自分が逆境に陥ってしまった時やプレッシャーがかかる場面に置かれた時、どんな状況になりますか?
ゾーンに入って集中できていれば話は別ですが、得てしていろんなことが自分の頭の中を駆け巡り、余計なことを考えてしまいがちになることはあると思います。
そんな時の思考は「あれもやらなきゃこれもやらなきゃ」になったり、どうしよう…という不安に襲われたりしがちです。
そんな時、自分が取るべき行動を決めておくことで「何はなくともまずこれだけやろう」としておけば、少なくとも頭がぐちゃぐちゃになることはありません。
これは、てこの原理でも説明ができます。
自分ルールを支点となり、プレーが力点になり、そして結果に作用するという流れです。
騙されたと思って、この質問に答えて意識してみてください。
「あなたはどんなルールを作ってトレーニングや試合に臨みますか?」
まとめ
セルフトークと言ったりしまうが、試合中はとかく自分の中の会話が多くなりがちです。
特にGKなどは多いでしょう。
このセルフトークが多くなると、余計なことを考えてしまってゲームに入ることができないという状況はありがちです。
そんな時に、一つでも支点を持っておけば、ゲームに入るきっかけを自分で作ることができます。
ちなみに五郎丸選手のルーティンも支点の一つと言えますね。
キックの時、とにかくあのポーズをとるとマイルールを決め、それに集中することで、自分のプレーをすることができているように。
トレーニングの時もいいですよ。
今日のトレーニングは、何があってもこれだけは守る!と決めて臨むと臨まないとでは、得られる気づきもきっと違うはずです。
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