先日、テニスのインディアンウェルズ大会の錦織選手と「ビッグ4」の一角であるナダル選手の試合を見てました。
両方とも強いですが、ナダル選手に力が戻ってきたような強さを感じました。
錦織選手も試合後のインタビューで答えていましたが、試合に潮目が変わったのは第1セットの第5ゲームでしたね。
ダブルブレイクポイントのチャンスで決め切れれば、そのまま錦織選手が圧倒していたような気がしました。
逆に言えば、あそこで盛り返してきたナダル選手がさすがともいえます。
かなりメンタル的にも高度な戦いが繰り広げられてましたね。
とにかく「すごい」としかいいようがない
しかし、錦織選手は日本の子どもたちに希望を与えてくれてますよね。
特別体が大きいわけでもないのですが、技術とフットワークで世界6位。
※細かくいうともっとあるとは思いますが…
かつては日本人選手がトップ10入りなんて考えられなかったそうですが、いまやATP1000での優勝や、グランドスラムでの優勝まで期待されるまでになりました。
そして、錦織選手本人もそこを目標に取り組んでいるように思えます。
ただただ「すごいな」と。
ぜひ、もっともっと上に行ってグランドスラム優勝やファイナルズ優勝とか、そしてランキング1位とかまで実現してほしいなって思います。
というより、「やれる」という前提に立つべきと思います。
錦織選手があけたメンタルの風穴
錦織選手の躍進に「マイケル・チャン コーチ」の就任があったことは有名な話です。
彼にメンタル面を鍛えられ、特にフェデラーとの試合における錦織選手のコメントに対して駄目だしし「お前の存在が邪魔だ!くらいに思ってないと勝てない」というようなことを言ったとのこと。
これにより、錦織選手のメンタルにブレイクスルーが生まれ、一つ階段を上がったということでしょう。
そして、最近の錦織選手の活躍は日本のテニス界を担う子どもたちのメンタルに大きな風穴を開けてくれました。
それが「自分たちにもやれるんじゃないか」
というもの。
もちろん、簡単なことではありません。それ相応のトレーニングが必要なことは間違いなく、また、錦織選手の拠点がアメリカにあったことも考慮しなければならない事実でしょう。
ですが、間違いなくいえるのは、日本の子どもたちはこういう前提はともかくとして「日本人は世界では勝てない」というところから「自分にもできるかも」に変わったということ。
「やれるかもしれない」と自分のなかでのセルフトークが変わるだけで、どうしたらそこに到達できるかまでも考え始められる。つまり行動が変わる。だから結果にもつながっていく。
このメンタルの風穴は実はけっこう大きいものなんですよね。
思い込みを壊すことの意味
人は基本的には何らかの思い込みを持っているものです。
台詞にすると「こんなもんだろう」とか「これ以上は無理だ」とかです。
コーチングではこの思い込みを壊すというか、書き換えることをやっていきます。
それは質問でかもしれないし、フィードバックでかもしれない。そのへんはまあ色々。
(ちなみに、錦織選手は自身が活躍することで日本の子どもたちにコーチングしてるようなものなのです。偉大すぎる。)
なぜやるかと言えば、単純に自分の中で限界を設けてしまうと、その先にいけないからです。
「できない」と思った瞬間に、行動が発展しなくなりますからね。
たまに「ここまでこれるとは思ってなかった」というようなことを言う人がいますが、ぼくはこの台詞は疑ってます(笑)
「どっかで『やってやる』と思ってただろうな」と思えてなりません。
どんな思い込みを持っているだろうか?
人は最終的にどこかで思い込みます。
ですが、えてして自分を過小評価しているもの。
自分を振り返ってみてください。
・今、自分はこんなもんだ と思っていることはどんなことがあるでしょうか?
・その目標は、本当にあなたにとって難しいチャレンジなんだろうか?
あなたそんなもんじゃないでしょ?
・実は制限かけて遠慮してるだけでもっと大きなこと思ってるんじゃないの?
遠慮すんなよ。
・本当に無理なの?またまたそんなご謙遜を。
「謙虚は美徳」とか言いますが、世間一般にだまされちゃいけないのは謙虚とは決して自分を過小評価することではありません。
※これは別記事書こうそうしよう。
前人未到だろうがなんだろうが、大きく考えてみないと自分の世界は広がりません。
そんなことを思ったので、僕もちょっと大きな目標を昨日たてました。
一緒にがんばっていきましょう。
私からは以上です。
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