こんにちは。
サッカーメンタルコーチのカメダです。
このブログでは「言語化」の重要性を書いてきていますが、今日、なかなか興味深い記事を見つけたので、それをもとに僕の考えを書来ます。
宇佐美選手に関する記事が興味深い
今回注目したのは次の記事です。
今、ドイツでプレーをし、今回の日本代表にも選ばれた宇佐美選手ですが、ここまで来るのは平坦な道のりではありませんでしたし、彼の能力を考えれば、「遅い」というレベルというのは、記事にも書いてある通りです。
なのですが、今回は宇佐美選手のキャリアどうこうというより、2つほど興味深い記述があったので、取り上げたいと思います。
2つあるので、前編・後編という感じで2記事に分けてお送りします。
前提のお断り
まず、事前に断っておきたいのは、「この記事の内容がすべて正しければ」という前提に立っているということです。
選手や指導者を批判するつもりは毛頭ないのですが、話の展開上、そう見えてしまうことが考えられます。
この話が文字にされる前後で違った話や、これから僕が述べる話を理解していたかもしれませんが、知り得ないことなのでご容赦ください。
選手としてどう受け止めるか
今回の記事で注目したのは、宇佐美選手本人の話と、指導者として登場する湘南ベルマーレのチョウ監督の言葉の2つです。
本記事では、まず宇佐美選手の話を取り上げて、選手としてのメンタル、コミュニケーションのあり方を考えてみたいと思います。
「行ってるやん」からの思考停止
散々引き延ばしたので早速ですが、僕が注目したポイントはこちらです。
ドイツサッカーは球際にアグレッシブで、運動量が多いことで知られる。ボールに激しく寄せることが厳命され、宇佐美もプレスに行くのだが、なぜか背中からのゲキが止まない。「ウサミ、行け! 行け!」と。
「いや、行ってるやん!」
当時の宇佐美は、そう感じながらプレーしていたそうだ。
(中略)
19歳でドイツに挑戦した宇佐美は、「行ってるやん」のまま、変わることを拒否した。
ドイツと日本で、指導のされ方や守備の考え方が違うことから、宇佐美選手は混乱したのだと思います。
国が違えば考え方も違うし、サッカーのレベルにおいては残念ながらドイツの方が上でしょうから、アジャストにも苦労したのでしょう。
ただ、「変わることを拒否した」というのは、若さゆえの空回りだったのか、残念ながら考え方として未熟だったと言わざるを得ないでしょう。
コミュニケーションでズレを減らす
では、この時の彼はどうすればよかったのか。
もしかしたらやったかも知れませんが、「行ってるやん」で止めずに、「自分はこれでも行ってると考えている。どこまで行けばいいのか、考えていることを教えて欲しい」とコーチ、監督と解釈を揃える必要があったのです。
もちろん、言葉が違うので、簡単ではなかったと思います。
昨今、コミュニケーションの解釈が何かと世間を騒がせていますが、他人である以上、どうしても「解釈」によって考えにズレが生じることはあります。
だから、しっかりと話をして、そのズレを埋めることは最低限必要なことだったと思います。
ここから学びたいこと
このことから学べることは、最後に述べたことです。
チームメイトや、いるのであれば監督・コーチの言葉に理解できない点や、どうやら考え方が違うようだと感じることがあれば、しっかりと話をすることです。
話をしないままズレた状態でゲームに入っても、連携もよくならないでしょうし、プレーの精度も上がらないのではないでしょうか。
あなたは、しっかりとコミュニケーションを取れているでしょうか?
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